2017年9月26日(火)、福岡市中央区六本松の「六本松421」に、新しい和菓子のお店「善太郎商店」がオープンします。
善太郎商店は石村萬盛堂の新ブランドで、創業112年の年に新しい和菓子への挑戦の意味を込め、創業者である石村善太郎さんの名前を新たなブランドの名称としました。
善太郎さんは、明治12年に先祖が築城奉行に奉し、代々宮大工を継ぐ家に生まれ、自らもそれを目指すも、生来の身体の弱さもあり、 菓子職人の道を選んだそうです。
28歳の時、博多に「石村萬盛堂」の暖簾を掲げると、当時まだ知られていなかったマシュマロを使った「鶴乃子」で世間を驚かせ、オリジナリティ溢れる創作菓子で和菓子の世界観を変えることに情熱を傾けました。
その革新の心は受け継がれ、次代はホワイトデーを発案し、全国に広めました。
善太郎さんが描いた無限の可能性を秘めた和菓子の世界。その志を受け継いだ新しいブランドが 、善太郎商店です。
善太郎商店は六本松421の1F 「六本松マルシェ」内にあります。
店舗コンセプトは「出来立ての菓子をたくさん並べ、粋に商いをする菓子工房の店先」です。
真面目で実直に菓子作りに取り組んだ善太郎翁のイメージに合わせ、気をてらわず、華美に走らず、素朴に仕上げた店舗内装。
床には墨モルタル、壁には色むらのある和のタイル、什器は天然木のナラ材を使用し、浮作りとしました。
時の経過に耐え、時代や流行に左右されない力強いイメージの店舗です。
石村萬盛堂さんが得意とする和菓子の世界。
名物の塩豆大福はひとつひとつていねいに手作りし、味も形もひと手間加えた、より美味しく、より魅力的な仕上がりになっています。
「日々のお菓子」として、毎日のおやつにもお召し上がりいただける団子などの和の商品も揃えています。
善太郎好み 塩豆大福
赤えんどう豆を蜜にひたし、熊本天草灘の海水のみを使った純国産の塩を加え、丸みの美しい豆に炊き上げます。塩味を忍ばせた、控えめな甘味が特徴です。
どらもち(つぶあん)
もっちりとした食感に焼き上げた小ぶりに生地に、上品な甘さに仕上げたつぶあんをサンドした新しい和菓子。善太郎商店オリジナルのうさぎ焼印を入れて。
どらもち(白あん・ラムレーズン)
もっちりとした食感に焼き上げた小ぶりに生地に、上品な甘さの白あんをていねいに炊き上げ、香り高いラムを含ませたラムレーズンを合わせました。ぶどうの焼印を入れて。
国産 ひと粒栗の塩豆大福
貴重な国産栗をぜいたくにまるごと、ほどよい柔らかさに炊き上げました。人気の塩豆大福とほっこりとした栗が織りなす絶妙なバランスをお愉しみください。
ツキノウサギ
栗むし羹
山の幸
よもぎ
みたらし
左上:仙厓さんもなか、右上:筥松、左下:那の香、右下:鶴乃子
左から、善太郎好み 塩豆プリン、黒糖キャラメルプリン、和栗のプリン、季節限定フルーツあんみつ、白玉あんみつ コーヒー仕立て。
石村萬盛堂本店のみで販売されていた、鶴乃子ゆのみを、こちらの善太郎商店でも販売しています。
新しい和菓子の世界、堪能させていただきました。
ぜひ、善太郎商店に足を運んでみてください。
「善太郎商店」
福岡県福岡市中央区六本松4-2-1 六本松421内 六本松マルシェ1F
092-406-4038