2023年6月21日(金)、福岡市内で、映画「凪待ち」の主演の香取慎吾さんと白石和彌監督が、同作の記者会見と舞台挨拶を行いました。
映画「凪待ち」は、2019年6月28日(金)より全国劇場公開となった作品です。
本記事は、その記者会見と舞台挨拶を取材したレポート記事です。
撮影・取材・文:出口敏行
最終更新日:2023年11月12日
記事公開日:2019年7月1日
本記事では、以下の内容について記載しております。
目次
■映画「凪待ち」について
■映画「凪待ち」記者会見レポート
■映画「凪待ち」舞台挨拶レポート
■映画情報・キャスト・スタッフ・公式WEBサイト・公式SNS
■映画「凪待ち」記者会見レポート
■映画「凪待ち」舞台挨拶レポート
■映画情報・キャスト・スタッフ・公式WEBサイト・公式SNS
以下、詳細です。
映画『凪待ち』予告編
[INTRODUCTION]
主演:香取慎吾×監督:白石和彌
人生につまずき落ちぶれた男の喪失と再生の物語。
大ヒットした『孤狼の血』、数々の映画賞を受賞した『彼女がその名を知らない鳥たち』など、多数の話題作を世に送り出し、現在、日本映画界の期待を最も集める監督・白石和彌が、待望していた香取慎吾と初タッグを組むオリジナル脚本作品。
新しい香取慎吾を描くべく、白石監督の構想を、『クライマーズ・ハイ』『ふしぎな岬の物語』などの脚本家・加藤正人が、「喪失と再生」をテーマに重厚な人間ドラマに昇華した。
新しい香取慎吾を描くべく、白石監督の構想を、『クライマーズ・ハイ』『ふしぎな岬の物語』などの脚本家・加藤正人が、「喪失と再生」をテーマに重厚な人間ドラマに昇華した。
香取慎吾が演じるのは、パートナーの女性とその娘・美波と共に彼女の故郷、石巻市で再出発しようとする男・郁男。
平穏に見えた暮らしだったが、小さな綻びが積み重なり、やがて取り返しのつかないことが起きてしまう―
平穏に見えた暮らしだったが、小さな綻びが積み重なり、やがて取り返しのつかないことが起きてしまう―
人生につまずき落ちぶれた男の再生の物語、誰も見たことない香取慎吾がここにある!
[STORY]
毎日をふらふらと無為に過ごしていた郁男は、恋人の亜弓とその娘・美波と共に彼女の故郷、石巻で再出発しようとする。
少しずつ平穏を取り戻しつつあるかのように見えた暮らしだったが、小さな綻びが積み重なり、やがて取り返しのつかないことが起きてしまう―。
ある夜、亜弓から激しく罵られた郁男は、亜弓を車から下ろしてしまう。
そのあと、亜弓は何者かに殺害された。
恋人を殺された挙句、同僚からも疑われる郁男。
次々と襲い掛かる絶望的な状況を変えるために、郁男はギャンブルに手をだしてしまう。
少しずつ平穏を取り戻しつつあるかのように見えた暮らしだったが、小さな綻びが積み重なり、やがて取り返しのつかないことが起きてしまう―。
ある夜、亜弓から激しく罵られた郁男は、亜弓を車から下ろしてしまう。
そのあと、亜弓は何者かに殺害された。
恋人を殺された挙句、同僚からも疑われる郁男。
次々と襲い掛かる絶望的な状況を変えるために、郁男はギャンブルに手をだしてしまう。
■映画「凪待ち」記者会見レポート
香取さん:これまで僕がやらせていただいた役の中で、脚本から撮影に入って映像を作りあげていく印象が、一番変化した作品でした。
白石組は映画愛あふれるチームで、僕の気持ちもさらに熱くさせていただけました。
初めて白石監督の「凶悪」を観たときは、これはとんでもない監督だなと思いました(笑)。
今、その白石監督の最新作の中に自分がいて、とてもうれしいです。
白石監督:今までの僕の映画では加害者が転がり落ちていく映画が多かったのですが、転がり落ちてもセカンドチャンスがあって、人はどこかでやり直せるんだという映画を撮りたいと思っていました。
撮影時は東日本大震災が起こって7年目の年でしたが、その東北の今を切り取りたいという気持ちがありました。
香取さんが率先してボランティア活動をやっていたのを見ていて、香取さんとだったら現地にしっかり向き合いながら人間ドラマを作っていけるのではと思いました。
撮影時は東日本大震災が起こって7年目の年でしたが、その東北の今を切り取りたいという気持ちがありました。
香取さんが率先してボランティア活動をやっていたのを見ていて、香取さんとだったら現地にしっかり向き合いながら人間ドラマを作っていけるのではと思いました。
香取さん:僕の演じ方は自分の中から何かを出すというより、監督に見つけてもらって、監督の指示どおりに、その場でやっていくという感じです。
これまで見たことがない香取慎吾だと、今回みなさんがおっしゃってくれていますが、白石監督が僕の中から出してくれたんだと思っています。
香取さん:この映画はヒューマンドラマです。人間たちの心の絆だったり、優しさとか苦悩があふれています。
見終わったときには自分の人生と重ね合わせて、みんなで話し合えるような映画だと思います。
香取さん:この映画に出て一番よかったことは、白石監督に会えたことです。
■映画「凪待ち」舞台挨拶レポート
香取さん:この映画をみなさんに見てもらえる日をずっと待っていました。
白石監督:香取さんはアイドルであることはもちろんですけど、日本のトップ俳優だと感じました。
香取さんへの注文は、スーパーアイドルなので、そのオーラは消してくださいということぐらいですね。
香取さん:ゾクゾク、ワクワクしながらこの役を楽しんだ感じでした。
あまり演じたことがない役柄で、自分の年齢とも近かったです。
あまり演じたことがない役柄で、自分の年齢とも近かったです。
白石監督:逃げ続ける主人公ですが、賭け事に関しては攻める人です。
勝ったり、負けたりもエンターテイメントとして見どころだと思うので、そういうときの表情にも注目してほしいです。
香取さん:リリー・フランキーさんが苦悩の中に色っぽさがあるといってくれました。
こんな褒め言葉はないと思っています。
香取さん:撮影中は役柄に引っ張られるタイプみたいです。
重いシーンが多くて、みんなでワイワイするシーンもなかなかなくて。撮影期間中は静かに現場にいた感じです。
香取さん:福岡は何度も訪問していますが、街に出ることは少なかったので、これからは福岡の街を知っていきたいです。
観客のみなさんも撮影タイムもあり、舞台挨拶の最後には香取さんと白石監督が観客のみなさんといっしょに自撮りしました。
「凪待ち」公式Twitterより。
https://twitter.com/nagi_machi/status/1142665545654779904
香取さん:この映画を見終わったあとにひとりひとりが自分の人生と重ね合わせて、苦悩もあるけれど、いろいろと生きることを考えるきっかけになったらなと思います。
映画「凪待ち」
2019年6月28日(金)より全国公開中。
出演:香取慎吾、恒松祐里、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキー
監督:白石 和彌
脚本:加藤正人
配給:キノフィルムズ
©2018「凪待ち」FILM PARTNERS