
2019年11月8日(金)、映画『いのちスケッチ』が福岡県先行ロードショーとなります。
11月15日(金)には、全国ロードショーとなります。
映画「いのちスケッチ」予告編
[INTRODUCTION]
動物園、そこはいのちを感じる場所。
世界も注目する、小さな町の小さな動物園を舞台にした感動の物語。
福岡県大牟田市を舞台に描く、若者の挫折と成長
20代半ば―夢を追って突っ走ってきたが、なかなかうまくいかない。
友人たちの成功や安定を目にして、自分はこのままでいいのだろうかと誰しもが人生に迷う年代だ。
本作『いのちスケッチ』の主人公・田中亮太も、漫画家を目指して東京で奮闘していたが自身の夢に限界を感じ、故郷の福岡に帰ってきた。
軽い気持ちで始めた動物園飼育員の仕事を通してたくさんの人と出会い、初めて動物の命について考えるようになる。
また、家族が抱える困難とも向き合い絆を取り戻し、人とのふれあいによって、再び一歩踏み出す勇気を取り戻していく―。
『マザーレイク』(16)、『恋のしずく』(18)などで自然や地域コミュニティをモチーフにしてきた瀬木直貴監督は、今回の製作にあたって大牟田市に住み込み、住みやすさと文化の厚みを実感。
風光明媚を捕らえた力のある画が、描かれる物語とともに観た人の心に温かい余韻を残す。
大切な人に薦めたくなるような映画が、また新たに誕生した。
世界も注目する“いのちの動物園
劇中で「延命動物園」として登場する大牟田市動物園は、“動物福祉に特化した動物園”として、世界からも注目を浴びている。
「動物園の動物たちは幸せなのだろうか?」。
動物好きなら一度は自問したことのあるテーマだ。動物たちが“心身ともに”健康に暮らせるように環境に変化や刺激を与える「環境エンリッチメント」に力を入れるほか、健康管理や治療・投薬などをできるだけ動物に負担をかけずに行うための「ハズバンダリートレーニング」が有名で、これまでライオン、トラ、マンドリル、サバンナモンキーなどの無麻酔採血に国内で初めて成功している。世界では近年“OneHealth”という考え方が広がっているが、日本ではまだまだ耳慣れない言葉でもある。
多くの感染症は動物と人間において共通するため、人の健康を守るには動物や環境にも気を配る必要があるという考えだ。
映画の中で飼育員たちが自然と口にするこの言葉が、きっと観た人の心に考えるきっかけを残すだろう。
若手からベテランまで実力派俳優が集結
ハズバンダリートレーニングをはじめ飼育中の様子は、CGなしで役者自身が動物とコミュニケーションを取って撮影しており、その信頼関係を作り上げた俳優陣の演技にも注目だ。
主題歌に抜擢されたのは、現役医師2人によるユニット・Insheart(インスハート)。
「医療で身体を、音楽で心を癒やしたい」という彼らの思いと、映画を通して動物の命について考えを広めたい本作は、まさに理想的なカップリングとなった。
[STORY]
「私たちは誇りば持ってやりよる。 ここは、日本一の、動物福祉を目指す動物園やけんって」
東京で漫画家を目指し奮闘していた青年・田中亮太(佐藤寛太)。
仲間のデビューやバイト先の夜逃げにショックを受け、夢を諦めて故郷の福岡県に帰ってくる。
実家に頼れず旧友の部屋に居候する亮太が紹介されたのは、地元の延命動物園でのアルバイト。


いつも園内を駆けずり回る多忙な園長の野田(武田鉄矢)に加え、同僚の飼育員には皮肉屋の猿渡(芹沢興人)、コミュニケーションが苦手な中島(須藤蓮)、妊娠中で一時的に事務仕事をする松尾(林田麻里)がおり、何も知らない亮太は面食らうことばかりだ。

中でも一番驚いたのは、認知症の祖母・和子(渡辺美佐子)のかつての家に現在住んでいるのが、園で獣医師を務める石井彩(藤本泉)だったこと。

中でも一番驚いたのは、認知症の祖母・和子(渡辺美佐子)のかつての家に現在住んでいるのが、園で獣医師を務める石井彩(藤本泉)だったこと。
飼育員たちの根強い努力が実り、園では日本初のライオンの無麻酔採血に成功。
映画『いのちスケッチ』
2019年11月8日(金)福岡県先行ロードショー
2019年11月15日(金)全国ロードショー
出演:佐藤寛太、藤本泉、芹澤興人、須藤蓮、林田麻里、前野朋哉、塩野瑛久、大原梓、今田美桜(友情出演)、風間トオル、高杢禎彦、浅田美代子、渡辺美佐子/武田鉄矢
監督:瀬木直貴
脚本:作道雄
音楽:高山英丈
主題歌:Insheart「瞳の中のあなた」
配給:ブロードメディア・スタジオ
上映時間:100分/ビスタサイズ/一般G
ⓒ2019「いのちスケッチ」製作委員会
ⓒ2019「いのちスケッチ」製作委員会
公式ホームページ
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