2022年6月24日(金)、映画「ベイビー・ブローカー」が全国劇場公開となります。
■「ベイビー・ブローカー」を上映する劇場
■受賞歴・ノミネート歴
第75回 カンヌ国際映画祭 2冠。
最優秀男優賞 ソン・ガンホ
エキュメニカル 審査員賞
■予告編・動画
本予告(1分42秒)2022/05/27
メイキング映像第一弾(1分48秒)2022/05/13
■DIRECTORʼS STATEMENT
この『ベイビー・ブローカー』の準備をしている日々で話を聞くことが出来た子どもたち。
彼らは何らかの理由で親が養育を放棄し施設で育ったのだが、その中の何人もが、果たして自分は生まれて来て良かったのか?という生に対する根源的な問いに明確な答えを持つことが出来なかった。
そのことを知って僕は言葉を失った。
安易に慰めの言葉を掛けることに何の意味があるだろうか。
安易に慰めの言葉を掛けることに何の意味があるだろうか。
この世に生まれなければ良かった命など存在しないと自分は彼らに言い切れるのか?
お前なんか自分なんか生まれなければ良かったという内外の声に立ち向かって強く生きようとしているあの子どもたちに向けて、自分はどんな映画を提示することが出来るだろう。
作品作りの中心にあったのは常にこの問いだった。
『ベイビー・ブローカー』はまっすぐに命と向き合い、登場人物の姿を借りて、自分の声をまっすぐに届けようと思った作品である。
祈りのような、願いのような、そんな作品である。
是枝裕和
■INTRODUCTION
第75回 カンヌ国際映画祭 コンペティション部門 正式出品作品
『万引き家族』是枝裕和 × 『パラサイト 半地下の家族』ソン・ガンホ
始まりは約6年前、キャストとの出会いだった―。
是枝監督が映画祭で顔を合わせていた韓国の国民的俳優ソン・ガンホやカン・ドンウォン、そして『空気人形』への出演後「また必ず」と誓っていたペ・ドゥナ。
彼らと会話を重ねる中で、一緒に映画を、という話になるのは必然だった。
この作品の構想中に、監督はカンヌ国際映画祭のパルムドールという最高峰の栄誉に輝き、ソン・ガンホはアカデミー賞®作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』で全世界を瞠目させ、NYタイムズが選ぶ「21世紀の偉大な俳優25人」にも選出された。
ここに、韓国トップの歌姫として圧倒的人気を誇り、女優としての新境地に挑むイ・ジウン(歌手名IU)や、「梨泰院クラス」で新世代スターの仲間入りを果たしたイ・ジュヨンらが参加。
さらに撮影に『バーニング 劇場版』のホン・ギョンピョ、音楽に「イカゲーム」のチョン・ジェイルと、今最もオファーが殺到する一流スタッフが加わり、是枝監督と韓国最高峰の才能の出会いが、長年温めてきた企画に熱い命を吹き込んでいく。
■STORY
赤ちゃんを高く売る。それだけのはずだった。
古びたクリーニング店を営みながらも借金に追われるサンヒョン(ソン・ガンホ)と、<赤ちゃんポスト>がある施設で働く児童養護施設出身のドンス(カン・ドンウォン)。
ある土砂降りの雨の晩、彼らは若い女ソヨン(イ・ジウン)が<赤ちゃんポスト>に預けた赤ん坊をこっそりと連れ去る。
彼らの裏稼業は、ベイビー・ブローカーだ。
しかし、翌日思い直して戻ってきたソヨンが、赤ん坊が居ないことに気づき警察に通報しようとしたため、2人は仕方なく白状する。
「赤ちゃんを大切に育ててくれる家族を見つけようとした」という言い訳にあきれるソヨンだが、成り行きから彼らと共に養父母探しの旅に出ることに。
一方、彼らを検挙するためずっと尾行していた刑事スジン(ぺ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)は、決定的な証拠をつかもうと、静かに後を追っていくが・・・。
<赤ちゃんポスト>で出会った彼らの、特別な旅が始まる――。
■場面写真
■映画ポスター
映画「ベイビー・ブローカー」
2022年6月24日(金)全国劇場公開
監督・脚本・編集:是枝裕和
出演:ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、イ・ジウン、イ・ジュヨン
製作:CJ ENM
制作:ZIP CINEMA
制作協力:分福
原題:BROKER
公開年:2022年
製作国:韓国
字幕翻訳:根本理恵
提供:ギャガ、フジテレビジョン、AOI Pro.
配給:ギャガ
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「ベイビー・ブローカー」公式ホームページ
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