SNSを中心に「とにかく泣ける」と話題になり、累計発行部数90万部を突破した汐見夏衛によるベストセラー小説「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」（スターツ出版文庫）。

現代の女子高生・百合が、1945年の日本にタイムスリップし、そこで出会った彰にどんどん惹かれていくが、彼は特攻隊員だったーという、この世代を問わず泣ける原作が、NHK連続テレビ小説「舞いあがれ！」（2022）を始め主演作が相次ぐ福原遥、「中学聖日記」（2018/TBS）での鮮烈なデビュー後、話題作への出演が続く水上恒司をW主演に迎え、感動の映画化。

そして主題歌は、福山雅治による書下ろし新曲「想望」。
壮大なバラードが映画のラストを彩る。

人を愛すること、大切に思うこと、共に生きること−− 。
今では当たり前のことが許されなかった時代に出会った、百合と彰。

2人の時を超えた愛が交差する、涙なくしては観られないラブストーリーがこの冬、誕生する−− 。

福原遥さん：みなさん、こんにちは。百合役を演じさせていただいた福原遥です。お忙しい中、お集まりいただきまして、ありがとうございます。本日は楽しんでいただけたら、うれしいです。よろしくお願いいたします。



観客のみなさんの声援に応える福原遥さん。

水上恒司さん：こんにちは。今日で8回目の舞台挨拶なのですが、「こんにちは」と言って初めて「こんにちは」と返ってきました。さすが福岡だなと思いました（笑）。彰役を演じさせていただいた水上恒司です。本日はよろしくお願いいたします。

福原遥さん：こんなにもたくさんの方に作品を観ていただいて、愛していただけているのだと本当にびっくりしていて、3回、4回観ていらっしゃる方もいて、感謝の気持ちでいっぱいです。

水上恒司さん：中には10回という方もいらっしゃいました。

福原遥さん：そうなんだ〜。

水上恒司さん：すごい、すごいなあと。

MC：今日の会場で何回観た方がいらっしゃいますか？

福原遥さん：4回ご覧になった方が！すごーい！ありがとうございます。

MC：水上さん、福岡におかえりなさい。

水上恒司さん：ありがとうございます。

水上恒司さん：僕は野球しかしていなかったので、いい球場なら知ってます（笑）。それは冗談で、いいラーメン屋さんがありますよ。今回はご案内できないので、ぜひ個人的に行かれてください。

福原遥さん：福岡はご飯が美味しいですよね。水炊きとかとんこつラーメンとか。じゃあ、個人的に行きます（笑）

水上恒司さん：うどんも美味しいですよ。ぜひ個人的に（笑）

お客さん：面白かったです。泣いてしまいました。平成生まれのおふたりがどうやって昭和の戦争の物語の役作りをされたのか、教えてください。

水上恒司さん：僕は戦争当時のことはもちろんわからないのですが、身近にいるゆりを守りたいというあきらの気持ちを考えることがとても大事な作業でした。

福原遥さん：私は現代の女の子の役だったので、戦争当時のことを詳しく知らない方がいいのかなと思って、現場で感じたことを大事にしてお芝居してました。

お客さん：私は試写会も行かせていただいて、今回で2回目なのですが、2回観ても、それぞれのキャラクターの熱い思いが伝わってきて、心が温まる作品でした。おふたりがかき氷を食べるシーンが好きだったのですが、おふたりが印象に残っているシーンがあれば、教えていただきたいです。

福原遥さん：私もかき氷のシーンが好きで、唯一と言っていいくらいの楽しいシーンだったので、撮影前から楽しみにしていましたし、撮影中も幸せでした。ふつうの氷に砂糖水をかけただけのかき氷だったのですが、とても美味しくて、本当に素敵なシーンだったので、私はあのシーンが好きです。

水上恒司さん：僕もそのシーンがとても大事だなと思っていて、僕自身の勝手な解釈ですが、美味しいと言う百合の笑顔を見て、彰はあのあともずっと百合といっしょに生きたいと思っていたはずなんですよね。特攻隊員の彰が思ってはいけないことだったとは思うのですが、僕もこのシーンが好きです。

お客さん：私は地元が久留米で、小さい頃からじいちゃんばあちゃんから戦争で空襲があった話や隣の大刀洗町から飛行機が飛び立った話を聞いていて、この映画を観て感動しました。撮影の楽しい裏話などがありましたら、教えてください。

水上恒司さん：この映画を作りながら、戦争体験者の方々が観られることも意識していて、失礼なことがないように、少しでも共感していただけるように、戦争に対する思いを込めて、福原さんも僕もスタッフも努めてきました。ですので1ヶ月半の撮影で、僕は楽しい裏話は実はあまり思い出せなくて、頑張ったな、戦ってきたなという気持ちです。

福原遥さん：素敵なチームで撮影することができました。オンオフがとてもはっきりしていて、オフのときはお菓子バーティをしたりとか、写真を撮り合ったりとか、野球の練習をしたりとか、そこは楽しかったです。

お客さん：私は2回目の鑑賞で、警官が出てくるシーンがとても大事だったのかなと思っているのですが、おふたりのあのシーンに関する解釈をお聞かせください。

水上恒司さん：僕はあえて原作を読まなかったのですが、彰が達観している様子は、もしかしたら百合が彰と出会う前に、彰は百合のことを知っていたんじゃないかとか、いろいろなことを考えながら、演じました。

福原遥さん：彰はすべてわかった上でここにいるんだな、あの時代を生きているんだなということを感じたシーンでした。百合自身が彰の思いを受けとったシーンだったなと思っています。

水上恒司さん：今みなさんがこうして映画館に足を運んでくださっていることが、何よりも平和の証拠だと思います。家に帰ったらぜひ愛する家族や大切な人に愛のある言葉をかけてあげてください。本当に今日はありがとうございました。

福原遥さん：私自身、この作品を通して、当たり前のことがどれだけ幸せなのかを感じることができました。自分の大切な人をもっと大切にしようとか、そういった温かい想いを受け取ってもらえる作品になればいいなと思います。1回だけではなく、周りの大切な人と一緒に、この作品を何度でも愛していただけたらうれしいです。今日はありがとうございました。



舞台挨拶後、福原遥さんと水上恒司さんが自撮りに挑戦されました。





映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』、ぜひ劇場でご覧ください。

日時：2023年12月17日（日）16:10〜16:30

会場：福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 アミュプラザ博多9F

場所：T・ジョイ博多 8スクリーン

ゲスト：映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』百合役 福原遥さん、彰役 水上恒司さん

©2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会
舞台挨拶公式レポート
https://movies.shochiku.co.jp/ano-hana-movie/news/231217event/