映画「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」主題歌と声優のサラ・オレインさんにインタビュー。「福岡、ばりすいとーと！」 : フクオカーノ！- 福岡のPRメディア

2017年10月、映画「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」のプロモーションで、日本語版と英語版の主題歌を担当し、日本語版では声優もつとめるサラ・オレインさんが福岡を訪問されました。

映画「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」は、原作者であるトーベ・ヤンソンさんが自ら監修し、「大好きな作品」と語っていた1978 年から82年にポーランドで製作された短編テレビシリーズを、フィンランドにてデジタル・リマスター化し、劇場版長編映画として完成させた、パペットアニメ映画シリーズの最新作です。

映画シリーズ初となる、冬のムーミン谷が舞台の作品となっていて、ムーミンたちが初めてクリスマスを過ごす物語です。

映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』予告

https://www.youtube.com/watch?v=S51oUqrdVVo

サラさんの映画の主題歌担当と声優は、初めてのこと。

福岡市内で、サラさんにインタビューさせていただきました。

ーー主題歌のオファーを受けたときのお気持ちはいかがでしたか？

フィンランドからオファーが届いたことに驚きました。私はオーストラリアにいたときからムーミン好きだったのですが、もしかして、それを知っていたのかなと（笑）。日本語バージョンを作って、せっかくなので英語バージョンもお送りしたら、なんとそちらも採用されて、日本と英語圏の主題歌を歌わせていただけることになりました。

ーー日本語版と英語版の違いについて。

伝えたいメッセージは同じですが、言語の違いがありました。たとえば、「♪Bring the Snow」は「♪雪よ降れ」となり、言葉の長さが違ってきます。もとが英語の歌に日本語歌詞をつけているのですが、どう違うのかは、ぜひ日本語版と英語版を聴きくらべてみてください。

サラ・オレイン「ウィンターワンダーランド」（映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』主題歌） ~ 『Cinema Music 』より

https://www.youtube.com/watch?v=Z-CYBWSS0V4

サラ・オレイン「Bring The Snow」（映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』主題歌英語ver.） ~ 『 ANIMA』より

https://www.youtube.com/watch?v=1ME_xzdMM4E

ーー「ムーミン谷」シリーズの前作ではビョークさんが主題歌を担当されていました。

クリスマスの楽しさを世界中の人に届けられたらと思います。この主題歌を歌わせていただけることが決まったのが、ちょうど1年くらい前で、私にとっても最高のクリスマスプレゼントでした。

ーームーミンの思い出は？

オーストラリアのテレビで、「楽しいムーミン一家」の英語版を見ていました。家にカートゥーンの本もありました。少しダークで、ミステリアスな世界観が好きでした。ムーミン谷のキャラクターたちを見て、違いは個性でいいんだなと思いました。

ーー声優初挑戦ですね。

こちらもびっくりで、まさかという感じでした。ムーミンたちにメリークリスマスを伝える赤いリスの役を担当させていただきました。5パターンの声を用意してきて、最初の 1回目でOKでした。今後もチャンスがあれば、やってみたいですね。

ーー福岡のみなさんに赤いリスの声でひとことお願いします。

「メリークリスマス！福岡のみなさん（笑）」

ーー福岡の印象はいかがですか？

「ばりすいとーと！」です（笑）。福岡の人は温かくて、熱いですね。食べ物天国で、水炊きなど美味しいです。福岡は2013年に太宰府天満宮でコンサートさせていただいてから、よく訪問させていただいてます。ちかっぱうれしかー！（笑）。博多弁のイメージは、可愛くて、やさしくて、スイートです。

ーー今後のサラさんについて。

表現者でありたいと思っています。今、歌やバイオリンのほか、ラジオ番組やアルバム、コンサートのスクリプトも自分で書いたりしていて、映画もいつか作りたいと思っています。音楽やお芝居、声優、ミュージカルなど自分で表現できることのクロスオーバーで、自分らしい表現をしたいです。

ーー映画について。

パペットアニメーションはとても味があって、逆に新しさがあります。日本のみなさんはアニメのムーミンに慣れていると思うので、あらたな気持ちで見ていただけると思います。今回の冬のクリスマスのお話ですが、オーストラリアのクリスマスは夏だったので、雪のクリスマスにはとても憧れがありました。ぜひご覧になってください。

ーーありがとうございました。

ありがとうございました。