
映画「甘き人生」が2017年8月 26日(土)より、福岡のKBCシネマ1 ・2で公開となりました。
映画「甘き人生」は、イタリアの巨匠と呼ばれるマルコ・ベロッキオ監督の最新作で、イタリアの人気俳優ヴァレリオ・マスタンドレアとアカデミー賞助演女優賞ノミネートのベレニス・ベジョが共演するイタリア映画です。心に傷を負った男が真実と向き合い、過去を克服していく姿を描く人間ドラマです。
本作は、2016年カンヌ国際映画祭「監督週間」オープニング作品となっています。
[イントロダクション]
第69回カンヌ国際映画祭「監督週間 のオープニングを飾り話題となったイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ監督最新作。原作は、イタリア人ジャーナリストのマッシモ・グラメッリーニによる大ベストセラー自伝小説「 Fai bei sogni(よい夢を)」。原作に深い衝撃を受けたベロッキオは、大切なものを失った過去にとらわれ、まるで抜け殻のように人生を過ごしてきた男が、運命の出会いによって長い夢から目覚め、未来に向かって歩み出す姿を、巧みな語り口と演出によって描き出す。フェリー二やヴィスコンティといったイタリアの往年の巨匠たちの作品が持つ品格を継承しながら、イタリアの今を探求し続ける現代の巨匠による意欲作が誕生した。
主演は、『ローマに消えた男』(13)、『おとなの事情』(17 )などイタリア映画界を代表する人気俳優ヴァレリオ・マスタンドレア。女医役は、米アカデミー賞®にノミネートされた『アーティスト』(11)やカンヌ国際映画祭で女優賞を受賞した『ある過去の行方』( 12)などその美貌と演技力が世界的に評価されているベレニス・ベジョ。さらには、アルノー・デプレシャン監督作品などで知られるフランス人女優エマニュエル・ドゥヴォスらが脇を固める。
希望に満ち溢れていた高度経済成長期の60年代と、30年を経た先行き不透明な 90年代を往来して描かれる本作。古き良きイタリアの象徴として描かれる古都トリノは、主人公マッシモにとって幼少期のキラキラとした思い出の地であると共に、母親を失うという傷を負った地でもある。一方、現代の首都ローマは、青年となったマッシモが今を生きている場所だが、彼の心はそこにはなく、ただ思い出の中に生きている。しかし、ある運命の出会いによって彼は覚醒する。戦後イタリアの光と影を背景に、二つの都市と二つの時間が交錯する中、ある愛の物語が綴られる。
[STORY]
1969年、トリノ。9歳のマッシモの穏やかな幼少期は母親の謎めいた死によって閉ざされてしまう。神父が母親は天国にいると伝えても、小さな少年はこの喪失を受け入れようとはしない。時が経ち 90年代、ローマ。大人になったマッシモは、腕利きのジャーナリストとして成功を収めてきた。しかしサラエボでの紛争取材の後、パニック障害を起こしてしまい、駆け込んだ病院で、精神科医のエリーザと運命の出会いを果たす。それまで人を愛することができなかったマッシモだったが、この出会いによって次第に心を解きはじめる。そんな折、父親の逝去を機にトリノに戻ったマッシモは、幼い頃両親と住んでいた家を売ろうと決める。様々な思い出が詰まったその家で、マッシモは再び過去のトラウマに向き合うことになるのだった・・・。
映画を鑑賞しました。
9歳で母親を失った男性の、喪失感と再生の物語でした。
イタリアを舞台に、少年時の過去と30年後の現在が交錯しながら、物語が進みます。
人を失った空虚は、人が埋めてくれるのかもと思いました。
劇中に出てくるダンスシーンが好きです。
ご興味がある方は、ぜひ劇場に足を運んでみてください。
映画「甘き人生」は2017年8月 26日(土)よりKBCシネマ 1 ・2 にて公開です。
映画「甘き人生」
監督:マルコ・ベロッキオ
原作:マッシモ・グラメッリーニ「Fai bei sogni」
脚本:ヴァリア・サンテッラ、エドアルド・アルビナーチ、マルコ・ベロッキオ
出演: ヴァレリオ・マスタンドレア、ベレニス・ベジョ、エマニュエル・ドゥヴォス
2016年/イタリア・フランス/イタリア語/カラー/スコープサイズ/5.1ch/ 130分
映倫区分G
原題:Fai bei sogni 英題:Sweet Dreams
後援:駐日イタリア大使館/イタリア文化会館
配給:彩プロ
宣伝協力:gnome
http://www.amakijinsei.ayapro.ne.jp/
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7/15(土)公開、映画『甘き人生』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=PE1gRTtQTD0

