「光」は2015年5月に世界最高峰の映画祭、第 68回カンヌ国際映画祭のある視点部門オープニング作品に選ばれるなど国内外で高い評価を得た『あん』の河瀨直美(かわせなおみ)監督と永瀬正敏(ながせまさとし)さんが再タッグを組んだ作品で、ヒロインに水崎綾女(みさきあやめ)さんを迎えて、迷える大人のためのラブストーリーとなっています。
また、本作は今年の第70回カンヌ国際映画祭で日本勢唯一のコンペティション部門出品作です。
[作品概要]
河瀨直美監督が挑む、珠玉のラブストーリー。
生きることの意味を問いかけ、カンヌ国際映画祭他、世界中から大絶賛をされた『あん』。河瀨監督と永瀬正敏のタッグが、ヒロインに水崎綾女をむかえて次に届けるのは、人生で多くのものを失っても、大切な誰かと一緒なら、きっと前を向けると信じさせてくれるラブストーリー。また、映画の音声ガイド(登場人物の動作や情景を言葉で伝える仕事。視覚障碍者向けのナレーション)にも焦点をあてた本作は、世界中の映画ファンに歓喜と感動をもたらしてくれる。 1997年に『萌の朱雀』でカンヌ国際映画祭新人監督賞カメラドールを受賞し、2007年の『殯の森』では同映画祭で審査員特別大賞グランプリを受賞した河瀨監督。 10年の節目をむかえる2017年にふさわしい感動作が、ここに誕生した。
[STORY]
単調な日々を送っていた美佐子(水崎綾女)は、とある仕事をきっかけに、弱視の天才カメラマン・雅哉(永瀬正敏)と出逢う。美佐子は雅哉の無愛想な態度に苛立ちながらも、彼が過去に撮影した夕日の写真に心を突き動かされ、いつかこの場所に連れて行って欲しいと願うようになる。命よりも大事なカメラを前にしながら、次第に視力を奪われてゆく雅哉。彼の葛藤を見つめるうちに、美佐子の中の何かが変わりはじめるー。
映画を拝見しました。
病気のため、徐々に視力が失われてゆくカメラマン。
そして、そんなカメラマンの写真に心を動かされた、言葉で伝えることを仕事とする女性。
自分の一番大事なものが奪われても続いてゆく人生をどのように考え、どう向き合おうとするのか。
この映画の中に人生の「光」を見ることができました。
映画「光」は5月27日(土)よりT・ジョイ博多、 T・ジョイ リバーウォーク北九州ほかにて全国ロードショーです。
「光」
2017年5月27 日(土) 全国ロードショー
監督・脚本:河瀨直美
出演:永瀬正敏、水崎綾女、神野三鈴、小市慢太郎、早織、大塚千弘、大西信満、白川和子、藤竜也ほか
配給:キノフィルムズ
公式サイト:http://hikari-movie.com
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河瀨直美監督 映画『光』カンヌ国際映画祭コンペティション部門選出決定
https://www.youtube.com/watch?v=-Pgw9Rt7dLY