2022年7月14日（木）〜24日（日）の11日間、福岡市中央区大名の月みちるBAR内のアートスペース ツクヨミにて、「夏のガラス祭り 切子モダニズム展」が開催されます。
「夏のガラス祭り 切子モダニズム展」は、ガラスの美しさを追求した6人の切子作家による、作品展です。
薩摩切子、江戶切子が深化したモダニズム・カットは、鋭いエッジと輝きにこだわった「手磨き」。
盛夏に涼の彩りを添えます。
2022年6〜8月の期間、神奈川県藤沢市、神奈川県横須賀市、福岡県福岡市、福岡県北九州市の4箇所で開催されます。
この記事はそのレポート記事です。
この記事はそのレポート記事です。
月みちるBAR（アートスペース ツクヨミ）の場所は、福岡県福岡市中央区大名1丁目10-5 サリナス大名2Fです。
■「夏のガラス祭り 切子モダニズム展」概要
薩摩切子、江戶切子が深化した、
6人の作家によるモダニズム・カットの世界。
お酒が楽しめる新しい体感のアートスペース ツクヨミ。
手のひらで揺れる光と影とガラスの煌めき。
夏は粋に！切子のグラスはいかがですか？
薩摩切子、江戶切子が深化したモダニズム・カットは鋭いエッジと輝きにこだわった「手磨き」。
ガラスの美しさを追求した6人の切子作家の作品が盛夏に涼の彩りを添えます。
■出品作家
高橋太久美、滝下浩子、たきのさゆり、辻原夕見、⻄眞り子、⻄村めぐみ
■切子とは
カットグラス（表面に文様を刻み込んだガラス）の和名です。
日本では「江戶切子」、「薩摩切子」という二つの伝統的なガラス工芸があり、江戶時代に⻑崎をへて伝わったカットグラスが大阪に伝わり、江戶で「江戶切子」として花開きました。
その後、薩摩藩が藩の事業として切子ガラスに取り組み、「薩摩切子」が誕生しました。
■薩摩切子とは
薩摩切子（さつまきりこ）は、薩摩藩が幕末から明治初頭にかけて生産した切子ガラスです。
⻑崎から伝わった切子は初め大阪で作られ、やがて江戶に伝わり江戶切子として花咲きました。
さらにその影響を受け、厚被せの色ガラスに切子加工された薩摩切子が誕生し、その高い技術は世界 的にも知られています。
28代藩主 島津⻫彬は切子を藩の重要産業として力を入れていましたが、文久三年（1863年）の薩英戦争で薩摩切子は一瞬にして廃絶したのです。
当時作られた薩摩切子は現在150あまり見つかっており、サントリー美術館などに百数点が保管されています。
▼高橋太久美 [復刻薩摩切子 脚付杯」
■薩摩切子の特徴「ぼかし」
薩摩切子の大きな特徴は削られた面に現れる「ぼかし」です。
透明なガラスの上に色ガラスを被せて作る「色被せガラス」。
それは当時、 全国で唯一薩摩藩だけが持っていた技術でした。
分厚い色ガラスの層を削ると色の層が下に 行くほど薄くなり「ぼかし」ができるのです。
そしてぼかしとともに大きく深いカットも薩摩切子の特徴です。
■高橋太久美と薩摩切子の復元 そして「モダニズムカット」へ
途絶えた薩摩切子でしたが、1975年頃、大阪に存在したガラス問屋のカメイガラスで由利精助氏が中心となり、薩摩切子の復元が始まりました。
高橋太久美は1980年頃から氏の指導を受け、2年後、薩摩切子復元の仕事に参加しました。
以後カメイガラスが廃業するまでの1997年ごろまで薩摩切子に携わってきました。
薩摩切子は「色」の部分が厚く大変見難く、高度な技術がもとめられます。
薩摩切子は「色」の部分が厚く大変見難く、高度な技術がもとめられます。
復元に携わった一人、高橋太久美氏はその技術を活かし、モダニズムカットを生み出しました。
■モダニズムカットと新時代切子作家の誕生へ
切子歴50年の名工・高橋太久美氏の指導のもと高度な技術を身につけた新時代の切子作家たちが、独創的なモダニズムカットの作品を創造しています。
【動画】夏の彩り（1分03秒）2022/07/05
【動画】夏の彩り（1分03秒）2022/07/05
【動画】切子のグラスに水を注ぐと・・・（0分32秒）2021/06/25
■「夏のガラス祭り 切子モダニズム展」レポート
会場の月みちるBAR（アートスペース ツクヨミ）の場所は、福岡県福岡市中央区大名1丁目10-5 サリナス大名弐番館2Fです。
サリナス大名弐番館2F。
月みちるBarの外観。
月みちるBarの内観。
月みちるBar内のアートギャラリー ツクヨミで、「切子モダニズム展」が開催されます。
薩摩切子、江戶切子が深化した、6人の作家によるモダニズム・カットの世界。
薩摩切子、江戶切子が深化したモダニズム・カットは鋭いエッジと輝きにこだわった「手磨き」です。
ガラスの美しさを追求した6人の切子作家の作品が、盛夏に涼の彩りを添えます。
出品作家：高橋太久美、滝下浩子、たきのさゆり、辻原夕見、⻄眞り子、⻄村めぐみ。
■アートスペース ツクヨミ（月みちるBAR）
アートスペース兼バーとして、2019年大名にオープン。
にぎやかな大名には数少ない、落ち着いた雰囲気のお洒落なBARです。
期間中、ウイスキーをオーダーいただいたお客様には切子グラスで ウイスキーをお楽しみいただけます。
期間中、ウイスキーをオーダーいただいたお客様には切子グラスで ウイスキーをお楽しみいただけます。
さらに作品をご購入のお客様にはワンドリンクサービスの特典付き。
アートスペース ツクヨミ公式Instagram
月みちるBAR公式Instagram
月みちるBAR公式Facebook
■「夏のガラス祭り 切子モダニズム展」の開催場所
2022年6月15日（水）〜21日（火）
神奈川県藤沢市 藤沢さいか屋 5階ギャラリー
2022年6月22日（水）〜28日（火）
神奈川県横須賀市 横須賀さいか屋 3階イベントスペース
2022年7月15日（金）〜24日（日）
福岡県福岡市 アートスペースthukuyomi
2022年7月27日（水）〜8月2日（火）
福岡県北九州市 小倉井筒屋 6階イベントスペース
「夏のガラス祭り 切子モダニズム展」
会期：2022年7月14日（木）〜24日（日）
時間：15:00〜21:00（入場無料）
※7/16（土）、17（日）、23（土）、24（日）は12:00〜19:00。
会場：月みちるBAR（アートスペース・ツクヨミ）
場所：福岡県福岡市中央区大名1-10-5 サリナス大名2F
主催：株式会社Gatou
主催者ホームページ
主催者Instagram
アートスペース ツクヨミ Instagramhttps://www.instagram.com/thukuyomi_art/
月みちるBar Instagram
https://www.instagram.com/tsukimitiru_bar/
