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2019年10月1日(火)〜 2020年1月5日(日)の期間、福岡県太宰府市石坂の九州国立博物館にて、特別展「三国志」が開催されます。

2019年7月9日(火)〜9月16日(月祝)に東京国立博物館で開催され、35万人が来場した「三国志」が、九州でも開催です。

特別展「三国志」


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▼三国志演義 張飛の蛇矛レプリカ
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三国志にまつわる約160点の出品のほか、「赤壁の戦い」の水上戦をイメージした千本以上の矢のディスプレイなどの内装も施されています。

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日本初公開
曹操墓や、呉の皇族墓と考えられる上坊一号墓の出土品など、展示の約8割が日本初公開。
まだ見ぬ三国志の「リアル」な世界にご案内します。

実寸再現
曹操墓の規模は三国志の時代で最大級。
内部は現地でも非公開ですが、本展では実寸で再現。
稀代の英雄が眠る地下空間へ潜入してみましょう。

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豪華競演
横山光輝の漫画「三国志」の原画や、NHK「人形劇三国志」で使われた川本喜八郎の人形、さらにはコーエーテクモゲームスの人気ゲームシリーズのキャラクターも本展を彩ります。

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全作品撮影OK
特別展「三国志」は、全作品、展示室内で写真撮影ができます。
ただし、フラッシュ・三脚の使用禁止などのルールがあります。なお状況により、中止、あるいは条件を変更する場合があります。詳しくは公式ホームページや館内表示でご確認ください。

プロローグ 伝説の中の三国志
およそ1800年前、後漢王朝の混迷に端を発した三国志の時代は、幾多の武将の栄枯盛衰とともに記録され、のちには歴史性を帯びた伝説となって普及した。
伝説は人々の親しむところとなってそこから詩文や絵画が生まれ、また関羽のように尊崇を集め神格化される武将もいた。
今につながる多彩な「三国志文化」はこうして育まれていった。

▼関羽像
青銅製
明時代・15~16世紀
新郷市博物館蔵
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第1章 曹操・劉備・孫権 英傑たちのルーツ
魏の基盤を作った曹操は、父祖伝来の勢力基盤を引き継ぎつつ漢王朝の中枢で実権を握り、動乱の時代に覇をとなえた。蜀の劉備は漢皇室の血統を自認し、漢王朝の復興を掲げた。呉の孫権は海洋ネットワークを駆使して勢力を伸ばすなど、独自の路線を歩んだ。後世に英雄とも称される彼らのルーツを、選び抜かれた文物から読み解いてみよう。

第2章 漢王朝の光と影
漢王朝は天下に比類なき巨大帝国へと成長し、全国各地に統治の網を張りめぐらせた。しかし二世紀末には王朝内部の政争が表面化し、皇帝は求心力を失っていった。地方では道教教団が台頭して新時代の幕開けを喧伝する黄巾の乱がおこり、漢の都は董卓によって破壊されるなど、社会全体が混迷を深めていった。

第3章 魏・蜀・呉 三国の鼎立
魏、蜀、呉の鼎立は、後漢時代の末期に形づくられ、それぞれの境界で争いはとくに熾烈を極めた。220年、曹操が没して息子の曹丕(文帝)が後漢から皇位を奪うと、蜀の劉備と呉の孫権はこれに反発し、互いに正統性を主張した。ここでは、後漢時代から三国時代までの武器や著名な合戦を取り上げ、その時代の空気を感じ取る。

▼儀仗俑
青銅製
後漢時代・2~3世紀
1969年、甘粛省武威市雷台墓出土
甘粛省博物館蔵
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第4章 三国歴訪
魏は漢王朝の中心地であった黄河流域に勢力を張り、蜀は自然の恵み豊かな長江上流の平原をおさえ、呉は長江下流の平野部と沿岸域に割拠した。異なる風土は、それぞれに独自の思想や習慣を育んだ。各地で出土する文物にも、三国それぞれの特色があらわれている。

5章 曹操高陵と三国大墓
後漢時代の末期から三国時代になると、支配者たちは葬儀に対してこれまでとは異なる路線を歩みだした。豪華さを競うのではなく、質素倹約を貴ぶようになったのである。ここでは、2008年より発掘されて話題を呼んだ曹操高陵(曹操墓)をはじめ、各地の著名な古墓を巡り、支配者たちの意識の変化に迫る。

▼虎形棺座
石製
三国時代(呉)・3世紀
2006年、江蘇省南京市江寧区上坊一号墓出土
南京市博物総館蔵
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中国国外初公開!
あの曹操の墓からの出土品がついに日本へ

エピローグ 三国の終焉 - 天下は誰の手に
つわものたちが幾多の戦いを繰り広げた三国時代。
最後に天下をおさめたのは魏でも蜀でも呉でもなく、司馬氏が建てた西晋せいしん王朝であった。
司馬氏は各地の有力一族の基盤を守りつつも、新たな秩序を生み出していった。

九州国立博物館 特別展「三国志」
2019年10月1日(火)〜2020年1月5日(日)
休館日:月曜日
ただし、10月14日(月・祝)、11月4日(月・休)は開館、10月15日(火)、11月5日(火)、12月23日(月)~31日(火)
開館時間:
日曜日・火曜〜木曜日
9時30分〜17時00分(入館は16時30分まで)
金曜日・土曜日【夜間開館】
9時30分〜20時00分(入館は19時30分まで)
九州国立博物館
〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4-7-2
観覧料:
一般 1,600円(1,400円)
高大生 1,000円(800円)
小中生 600円(400円)
【夜間割引料金】
一般 1,400円
高大生 800円
小中生 400円
*夜間開館当日17時以降に当館券売所で販売。夜間割引料金で購入されたチケットで17時以前に入場することはできません。
前売券発売所:
チケットは、ローソンチケット(Lコード83850)、チケットぴあ(Pコード769-795)、セブン-イレブンほか主要プレイガイドで発売中。
*会期中の電子チケットは当日料金での販売となります。
*電子チケットは購入の際に各プレイガイドによって各種手数料がかかる場合があります。
*博物館では、1階ミュージアムショップにて前売券を販売しております。
お問い合わせ:
NTTハローダイヤル  050-5542-8600(8時00分〜22時00分/年中無休)
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