4月上旬、福岡市博多区中洲の大洋映画劇場にて、映画「SING/シング」の主人公のコアラのバスター役の内村光良(うちむらてるよし)さんが舞台挨拶に登場しました。


317日(金)より日本公開となった映画「SING /シング」は、「ペット」「ミニオンズ」などのCGアニメ映画を制作するイルミネーション・エンターテインメントの最新作で、崩壊寸前の劇場の支配人を務めるコアラのバスター・ムーンが、歌のオーディションを開催して劇場復活を目指す、愛とユーモアの CG アニメ映画です。

マイケル・ジャクソンさんやザ・ビートルズ、レディー・ガガさん、エルトン・ジョンさんなど60曲以上のヒットソングが流れます。


映画公開からの週末動員ランキングが4週連続1位、興行収入が 40億円突破と、イルミネーション史上最高の大ヒットスタートとなり、その御礼の舞台挨拶で、内村さんがいらっしゃいました。


この日の会場には小さな子どもから年配の方まで幅広い世代が集まり、立ち見客が出るほどの盛況で、観客のみなさんの拍手と「ウッチャン!」の声援に迎えられた内村さんは、

「あいよー!こんにちわ!」

「バスター風にやろうかな。ようこそ!福岡中洲大洋へ!似てますか?本人でございます(笑)」

とあいさつしてくださいました。


映画がヒットした感想について聞かれると、「ありがとうございます。みんなの歌が本当にうまいと周りから感想をいわれます。ただ、残念ながら私の話はなくて(笑)。私がうまく映画に溶け込めていたということでよかったです」と観客のみなさんの笑いを誘っていました。


映画の魅力については、「どん底に落ちてもあとは上がるだけ、というポジティブさ、前向きさがこの映画を象徴していると思います。バスターはハッタリで生きているようなところもありますが、みんなに夢を見せてあげたいという人で、才能があるいろいろなキャラクターたちを集めて、挫折もするけど、立ち上がってまた復活するという、すごく気持ちのいい映画です。気持ちよく映画館を出られるんじゃないかなと思います。個人的には、洗車シーンが好きです」と語られました。


今回、大洋映画劇場が舞台挨拶の会場に選ばれたのは、本作の主人公バスターが父から受け継いだ劇場を立て直そうするストーリーにちなんだものでしたが、映画館の感想について聞かれると、

「社長さんといっしょに館内を回らせていただきました。昭和21年(1946 年)の「チャップリンの黄金狂時代」がこけら落しだったそうです。終戦直後からここを守っていらっしゃるというのは、素晴らしいと思いました。こういった映画館の外観だと椅子とかガタガタだと思いますが、それがきちんとメンテナンスされていて、赤いカーペットもこのようにきれいに敷かれています。外観とかロビーとかレトロな雰囲気を守られていて、中はしっかりしている。本当に素晴らしい劇場です」と感動されていました。


本作でバスターがみんなを勇気付けたように、内村さんが勇気付けられたエピソードを聞かれると、

「最近、地方に仕事で行ったときに、部活帰りの3人組が道を渡ろうとしたら車が止まって、その前を生徒たちが一礼して渡ってたんです。ふつう、そこで終わりだと思うのですが、その子たちは渡り終わった後、深々ともう一度お礼をしてたんです。こういうマナーのある子たちにすごく感動して、私も一回やってみようと思って東京でやったんです。一礼した後に車が通りすぎて、もう一度頭を下げて顔を上げたら、車がはるか遠くに(笑)。でも、そういう気持ちが大事だというのを思い出させてくれて、勇気付けられた話とはちょっと違うかもしれないけど、気付かされたことがありました」と語ってくださいました。


またバスターがお父さんから「恐怖に負けて夢をあきらめるな」という言葉に勇気付けられるシーンに関して、内村さんがご自身のお父さまからの忘れられない言葉を聞かれると、「20歳でデビューでしたが、「お笑いスター誕生」で初めてテレビに出る 1回戦の時に、親父から『無心でいけ。欲をみせたらダメだ』と言われ、『無心』と紙に書いて、お守り代わりに持っていきました。なかなか『無心』でいるのはむずかしいけど、それがやれたら素晴らしいことですよね。あと、もうひとつ、『保証人にはなるな』と言われて送り出されました。きっと何かあったんでしょうね(笑)」と語ってくださいました。


さらにご家族について話され、

「母親や妹家族が映画を観てくれたんです。でも父親は坐骨神経痛が。せっかく『無心』でやったのに」

とまた会場のみなさんを笑わせてくれました。


最後に、

「今日はこんなにたくさん集まっていただき、ありがとうございました。私は熊本出身なので、九州はリラックスできます。上京して30年ですが、声の録音をした時、イントネーションが少し違ったようで、初日にダメ出しされてへこみました。でも、こうやって出来上がったものを多くの人に見てもらえてよかったなと思います。子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで幅広い世代に観ていただける映画だと思います。また観に来てください。そして、この福岡中洲大洋もよろしくお願いします」

とおっしゃって、会場を後にされました。


内村さんの人柄と映画の魅力が伝わってきた舞台挨拶でした。

内村さんのファンに親しまれているズボン上げを、間近で拝見することもできました。


映画「SING/シング」、大ヒット公開中です。



映画「SING/シング」

2017317 日(金)公開

監督/脚本:ガース・ジェニングス
出演(字幕版):マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、セス・マクファーレン、スカーレット・ヨハンソンほか

出演(吹替版):内村光良、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥(スキマスイッチ)、斎藤司(トレンディエンジェル)、山寺宏一、坂本真綾、田中真弓、宮野真守、谷山紀章、水樹奈々、大地真央ほか

日本語吹替え版音楽プロデューサー:蔦谷好位置

日本語歌詞監修:いしわたり淳治

配給:東宝東和

URL http://sing-movie.jp